お知らせ

「IVIつながるものづくりアワード2025入賞(先進技術賞)」を受賞

2025年06月20日 お知らせ

ミスズ工業は、以前から参画しているIVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ)での活動において、AEセンサやAIを活用した予知保全技術の開発に取り組み、他社との協業を通じた成果が高く評価され、2025年6月12日に「IVIつながるものづくりアワード2025入賞(先進技術賞)」を受賞しました。

活動テーマ:「センシング利活用による予知保全」

 

本年度は、高速プレス加工現場における予知保全の実現を目指し、AEセンサによる微小信号の取得、AIによる異常判定アルゴリズムの活用、さらに低コストなデータ収集装置の試作に取り組みました。

その結果、AIによる異常検知の精度向上や、既存設備への適用拡大につながる手応えを得る事ができました。また、現場での実装や、他設備・他工法への展開可能性についても検証を進めた結果、実用化に向けた技術的・運用面での課題を明確化し、社会実装への足がかりを築くことができました。

 

本取り組みに対して、審査員の方々から以下のような講評をいただき、受賞につながりました。

「高速プレス部品量産における予知保全技術の取り組みは、AEセンサの適用やデータ処理の高速化、AIによる異常判定など多岐にわたる。技術の深化と低コスト化が評価される一方で、アルゴリズムの精度や安定性、費用対効果の明確化が課題として残る。再現性や他設備への展開も考慮されており、今後の実用化と普及に期待が寄せられている。現場実装の推進とともに、技術の安定運用と費用対効果の明確化が社会実装の鍵となる。」

 

ミスズ工業は、今回の成果を礎に、今後も製造現場のDXを推進してまいります。

 

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IVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ):

IoT時代におけるものづくりとITの融合によって可能となる“つながる”ものづくりを、“ゆるやかな標準”というコンセプトをもとに実現することを目的として、2015年6月18日に設立された製造業を中心としたフォーラム。国内外で192社・団体、595名(2025年3月31日時点)が参画中。

 

関連リンク:IVIつながるものづくりアワード2025